ホームページへ戻る

「ときどきコラム」トップに戻る

ときどきコラム

18

2003年6月14日号



梅雨の楽しみ二題

アマサギとガクアジサイ

制度作りに尽力した人のこと。
故外山義氏の主張「理想の施設をつくりたい」を再認識しました

マチコさんありがとう。

昨日、久しぶりにマチコさんが我が家を訪れてくれました。
私のこのホームページを見て「外山さんのことを掲載していたから」
コラム本年6月2日号

マチコさんは私たち夫婦共通の友人。主婦でホームヘルパー講座ではうちの女房殿と同級生。
ホームヘルパーに従事しながら介護福祉士、ケアマネジャーの資格をとり、今度は放送大学を受講中。
何でそんなに勉強するの!何がマチコをそうさせる?
現在学んでいる放送大学の「社会福祉の国際比較」の講師の一人が外山氏で、そのビデオを私に見せたい、
とわざわざ訪問してくれました。

「福祉住環境コーディネーター検定試験1級テキスト」の第4章1節「高齢者や障害者向け住宅
と要介護向け施設整備の現状と課題」は外山氏の担当。
京都大学大学院教授。牧師の家にお生まれになり・・2002年11月9日、突然死。享年52歳。

特養が多床室から個室化・ユニットケアに移行しているのは、外山さんの尽力によるところが大きかった。
どんな経緯で、誰が立案して理論立ててこのように制度が変わってきたのか、テキストを読んだだけではわかりません。

私は1年半だけですが、特養で寮母職(当時は「介護職」とは呼ばれませんでした。)に就いていました。
私は「特養は必要悪」とずっと思っておりました。恥ずかしき後ろ向きの発想。

私たちの知らないところで(注:知ろうとしない私のような者にとっては)制度や政策がつくられていますが、
どこかで誰かが策定し、実現に向けて努力しています。

参考ホームページ「やまのい和則」衆議院議員、山井和則氏。
http://www.yamanoi.net/mail_b/02/3/mg_f_341.htm
著書にはご存知「体験ルポ・世界の高齢者福祉」(岩波新書)。
政策としての社会福祉のことについて。グループホームのことなど詳しく述べられており、
外山氏の業績や思い出が紹介されています。


ページのトップへ