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ときどきコラム

190

2009年4月19日

 

どんちゃん騒ぎの花見には

行きたいとも思いませんが、

こんな庭にいつまでもじっとしていたい。

工事でうかがった浜名湖畔のお宅


 

介護福祉士養成専門学校で

伝えたいこと-2

2.住居の役割と機能(続き)

 4月13日、今年度最初の授業をいたしました。

この最初の授業で学生にたずねたことから。

本学2年生の三世代同居(親+祖父母と同居)率は、半数近い43.4%。

昨年度の2年生は47.2%でした。

私は当初、「浜松はいなかだから同居率が高いんだろう」と思っていたのですが。

浜松市のデータ(国勢調査:2005年)と比較すると、顕著な傾向がわかりました。

 
三世代同居率
専門学校生(本年・昨年計)
45.7%
浜松市総数
12.7%
中区(都市部)
7.7%
北区・天竜区(山間地・旧郡部)
18.2%

(注:「未成人の子がいる世帯の三世代同居率」という統計があれば、この率はもっと大きいはずです)

介護福祉士養成専門学校の三世代同居は、市全体の4倍近い。

山間・郡部と比較しても2.5倍です。

「介護福祉士を目指している学生の約半数が三世代同居である」

これは、たいへん興味深いことです。

単に「祖父母と同居しているから介護の仕事を選ぶ」ではなく、

「祖父母(さらに言えば、高齢者)の良い面も悪い面も見てきた上で、

介護職を目指す」のですから。

「三世代同居には介護福祉士を目指す子が育つ」

と言っても差し支えないと考えます。

介護福祉士会や学校の組織にはまとまった研究結果があるかもしれません。

私は一時期特養で働いていましたが、建設会社勤務から夜学に通って転職した動機は、祖父母に育てられたことが決定的要因です。

私の弟も転職して介護福祉士・社会福祉士・ケアマネジャーになりましたが、同様のことでしょう。

「三つ子の魂百まで」は、ちょっと違うでしょうか。

しかし、「育った環境が性格や考え方に影響を与えている」ことは間違いないようです。

住居の役割としてテキストにある「生活の伝承」は、三世代同居(複合家族)では現在でもある程度有効と言えましょう。

しかし、都市部に顕著な核家族では生活の伝承ができにくくなっていること、介護福祉士は知っておく必要があるでしょう。

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