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ときどきコラム

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2009年7月22日

 

全国の市町村介護保険担当官へ

住宅改修事前承認は即日決定すべき。

できないとしたら、怠慢でしかない。

できないじゃなくて、しないだけだ。

だれのための、なんのための

介護保険?

2009.7.22 日食の時 中田島海岸にて。セルフシャッター

文句ある方は、

この写真の、左上肢を三角巾で吊った男を、

刺し殺しにでも来てください。

刺し違えましょう。

 


「住宅改修事前承認可否は即日決定すべき」

その理由

1.申請時に審査すれば、あとで審査するより時間も手間も省ける。

申請のその場で審査(申請書・理由書・見積書・図面・写真などの精査)すれば、

窓口に来た者に直接質疑できる。

申請内容が適正でないならその場で指摘、指導して欲しい。

かかる手間が同じなら、あとで審査するという必然理由がない。

15分で済むことを30分、一時間かけるというなら、まさしくお役所仕事というしかない。

時間外手当が欲しいの?

もったいつけたいだけ?

2.その場で審査して承認書を発行すればメリットは大きい。

○承認書を郵送する事務を節約できる。

○最大のメリットは、「早く施工できる」こと。

要介護者にとって必要だから改修するわけで、内容が決定すれば施工は早い方が良い。

早く役に立つ。

例えば、浜松市内で私が担当し、昨7月25日に施工した事例経過は以下の通り。


7月17日(金)・・・ケアマネジャーさん(以下、ケアマネ)を通じて私に依頼の電話。

7月21日(月)・・・現地調査を実施。ご本人・家族・ケアマネ・西村にて。

同日夕刻、私からご本人へ計画図と見積書をファクスにて送付し、了解を受ける。・・・受注

ケアマネへも電話とファクスで連絡し、理由書を準備いただく。

7月22日(火)・・・ケアマネへ申請用添付文書を提出。

7月23日(水)・・・ケアマネが区役所へ事前申請。その場で承認を受ける。

写真は、浜松市の事前申請用紙の下部。

申請書の下部は「承認書」になっていて、申請に出向いたその場で交付される。

同日、ケアマネから私に「承認を受けた」旨の電話連絡があり、施工を準備。

7月24日(金)・・・ご本人・ご家族と当方の都合を相談し、翌25日施工を決定。

7月25日(土)・・・施工。

完了後、ご本人・ご家族に使い勝手を確認いただく。

請求し工事代金を受領。ケアマネへ電話し経過を報告。

支給申請文書(領収証・内訳書・写真)を作成し、急ぎ届けることとする。


浜松市の場合。

区役所の担当課へ申請に出向くと、その場で審査されます。

データベースで、認定や保険料滞納の有無・過去に住宅改修費給付の実績の有無などを確認。

もっとも時間が掛かるのは、理由書の内容確認。

妥当性が認められれば、理由書と工事内容(図面と写真、見積書)の整合性を審査。

通常、15分程度の審査時間です。

住宅改修の担当官は決まっているようですが、不在でも他の給付担当官が対応してくれます。

判断に困るような事例の場合、課内で協議したり、本庁(市役所)に問いあわせることもあるようです。私の経験では、「決定は後日になる」というケースはほとんどありません。

そのようなややこしい事例では、利用側から事前申請の前に問い合わせしておくべきです。

唯一、平成20年度から3年間が『介護適正化計画』強化期間、「住宅改修費の点検」が対象となり、担当官が現地確認のために訪問したことがありました。

「同一敷地内の二棟(本人の寝起きする家屋と、子世帯が生活する家屋とを同時に改修する」

という事例です。

入浴や食事を子世帯で行うという実態を確認して、了承されました。


浜松市でできることが他の市町村ではできないということが納得できない。

某県庁所在地(丸わかりでんがな)の担当部署に問いあわせたところ、

「課長の決裁が必要なので一週間くらいかかる」との回答。

課長が申請文書一式に目を通して審査するというのか。

ただ捺印を郵送のために一週間かかるというなら、怠慢と無駄でしかない。

この市は住宅改造費助成の審査にもとんでもない時間がかかる。

社協に担当させ、相談会に出向けという。

市民の利便性など考えているとは思えない。

同じ給付費用がをかけるなら、工事は早い方が良い。

本人が在宅でも退院準備でも。

 

そう思いませんか?

「即日承認すると御上のありがたみが薄れる」とでも思っているのではないですか。

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