2010年9月15日
2011年4月11日 競泳国際大会代表選手選考会 住宅改修現地調査にうかがったお宅が、浜松市総合水泳場のすぐ近くで、 打ち合わせが終わったのが決勝競技の最中。 私はもっぱら平泳ぎの競技に出ますから、 ナマの北島康介選手の泳ぎをどうしても見てみたい!の一心で、 事務所代表の許可を得て、私が自問自答しただけですが、 会場へ走りました。 毎日半徹夜の日々だっちゅうのに。 |
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清掃工場の余熱を、 蒸気と電気として水泳場で使用しています。
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旧浜名郡雄踏町(現在は浜松市と合併)出身のフジヤマのトビウオ古橋廣之進氏を記念してつくったという 浜松市総合水泳場。 後輩に「魚になるまで泳げ」と言わはったんですよお〜 3月11日の大震災で東京・辰巳国際水泳場が使えなくなり、急遽こちらで開催となりました。 |
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この人の泳ぎを見るために私は来たんですよお。 | |
富田選手(中京大)が昨年世界最高タイムで一位、北島選手は二位。それでも派遣標準記録を上回り、 「(スタート前は)いい緊張感だったね。日本でこのレベルで競っているのは世界で戦う上で強みになると思う。夏は(冨田と)2人で表彰台に上がりたい」とのコメントでした。 | |
花見どころとちゃうやろ! この桜並木にまったく人影なし。 人間の思いとは別に桜は咲きます。4月9日浜松市内。 |
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「ニシムラは生きているんか?!」との声があったとか、なかったとか。 昨年9月から、なんと7ヶ月のご無沙汰です。 公私近藤勇の事情多々あり、まことに申し訳ございませんでした。 「更新しなくちゃなー」と思いつつ、相変わらずの平均睡眠4.5時間を続けている日常、こんなていたらくをさらしておりました。 年度も替わるし、何とかきっかけをつかまえて、鷲が上昇気流をつかまえるごとく?、更新の機会を探っていたところでした。 こんな時に、ナントイウコトデセウ、このサイトの読者から質問がメールが届きました。 このかたは大学で建築を学んで社会に出て、家庭を持ってからホームヘルパーとなり、 「・・高齢者が、家族、地域からも離れ、しかも古い住まいでさみしく暮らす姿を見て、さらに、住宅改修もうまく運用されない実態に、はがゆい思いをし、 現状を把握することを始めました。」「現在、B大学大学院C教授の下、研究を進めています。 あと、役に立てばと思い、福祉住環境1級と2級建築士を取りましたが、 一切役に立っていません・・・」 驚くべき向上心と強い意志を持ったかた、尊敬に値するかたです。 と、いうわけで、この質疑応答の内容を、了承を得、以下にほぼそのまま掲載いたします。 メール1 Aさんから最初の質疑メール メール2 西村からの返信 メール3 Aさんからの二通目 メール4 西村からの二通目 メール5 Aさんからの三通目 Aさんから三通目のメールの最後に私への期待が述べられています。 ありがたいことです。 でも、 東日本大震災の被災地に対して何もできていない自分が 情けないです。ほんのわずかな義援金を送るだけ。 これから新しいまちを村をつくる時、 避難場所や仮設住宅や疎開先で困難な生活を送る方々を見て 何もできなくては 福祉住環境コーディネーターも居住福祉学会もクソもないです。 これからできることを模索しています。 |
・・・こちら、大学院で「終の棲家」について修論に取り組んでいます。 住宅改修において、スロープに手すりを設置しますが、壁(手すり壁)がないと、 車椅子専用だと、手すりよりも落下防止のための、低くてもよいから、 公共と言えるほどではない、分譲の集合住宅や、個人宅の屋外のケースなのですが。 ぶしつけで 申し訳ありません。 神奈川県 A
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・・・前文はグダグダとホームページ怠惰のいいわけなので割愛。 あなたのおっしゃるとおりです。 スロープと踊り場も含めて、 脱輪だけでなく、手すりの柱(専門用語では「手すり子」と言います)の 特に踊り場の場合、進行方向によっては 「手すりの隙間から飛び出す」恐れもありますし、 建築基準法施行令では、特殊建築物(集合住宅も含まれます)の 理想としては、「壁」を造れば、転落・落下を防ぐことができます。 個人宅の、家屋に至るスロープには、 公共施設や集合住宅などでは、転落・落下の危険がある高さのスロープには、 (11cmの必要はないとしても、45〜60cm位か) とすべきでしょう。 参考までに私の担当して造ったスロープの写真を添付しますので、ご覧下さい。 この返信文を書くに当たり、これまでの工事例を振り返ってみましたが、 個人住宅でこの勾配のスロープを造れることはまれと言えます。 添付写真・最上段右のベランダ(踊り場)には、 手すりだけで「立ち上がり」を 取り付けていません。 いかがでしょうか?参考になりましたか? |
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・・・ 2カ所の写真を添付します。 この2箇所を比較し、疑問に感じたのでした。 これから、ますます、古い住宅、団地でバリアフリー化は進められていくと思います。 |
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団地のスロープ。 バリアフリー新法では、共同住宅は特定建設物に該当します。 つまり、建築主が設けるべきとされています。 管理組合で対処しろ、といわれたとしても、 二枚目の写真のスロープには、折り返し(踊り場)がありますね。 後の二枚 ・・・ |
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・・・ まずは、写真の件ですが、 (西村注:子供が施設を遊び道具とすることについては、防ぎようがありません。 張り紙しても守るわけもなく、 「ここで遊ぶな、と言ったら、ここで遊ぼう、と言う」 少なくとも、鉄棒代わりに使っても壊れないようにつくるべきでしょうね。 落下して危険な高さと判断したら、手すり子か腰壁を設けるかですね。)
室内の床と、外のコンクリ床をたいらにするように薄い鉄板が準備されています。 高齢者にとって終の棲家になるのか、なるとしたらどのような工夫が必要なのか、 なんです。 (補助率1/3、限度額30万円)の利用を検討しているとのことです。 (西村注:先駆的な補助制度ですね。1/3、30万円は十分とは言えない額ですが、改修の呼び水となるでしょう) 私は、団地というのは、「賃貸」と思っていました。 2.5階と4.5階の踊り場に停止し、居住者は必ず7段の階段を登るか下るのです。 ある階段室型の4階に住む利用者さんは、退院以来3年も外出してない と伺い、びっくりしました。 ということで、共同住宅とはいえ、分譲のしかも数件(階段室型)の特定の居住者に対しては何か策はないでしょうか。 (西村注:もっとも簡便な方法は、1階への住み替えが考えられます。 公営賃貸住宅で1階に住み替えを要望し、空き次第に引っ越した例を知っています。 しかし1階でも数段は上がらなくてはなりません。 場合によっては、ここにスロープが欲しくなるのでが、中階段型の住宅にスロープをつくる、 費用もスペースも余裕はないと思われます。残念ながら。 手すりを設けて何とか昇降するか、あるいは、段差用リフトを使用するという手段もあります。)
先生には、まだまだ伺いたいことがいっぱいあります。 (西村注:介護保険住宅改修費支給制度は、大きな変化はないと思われます。 支給率が減る自己負担率が増えることが議論されていますが介護保険そのものの改正によります。 介護保険以外の改造費補助の充実化が望まれます。 「バリアフリーの標準化」にはそれなりの意義はもちろんありますが、 個別対応についてこそ福祉住環境コーディネーターの役割があります。)
福祉と建築は、切り離せないと思っています。
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