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ときどきコラム

22
   

2003年7月15日号



キリスト教と戦争
イラク戦争については3月23日号のコラムでも触れました。
ブッシュ米大統領はメソジスト系のプロテスタント・キリスト教です。
礼拝を忠実に守る、敬虔なクリスチャンとされています。
しかし開戦の頃、教会の指導部が戦争に反対し、大統領に会談を申し込んだが断られたとのこと。
大統領は戦争中「イラクが報いを受ける日は近づいている。神よ、アメリカに祝福を」と祈っていました。
「キリスト教は、戦争を肯定しているのか?」と、世界中の人は思ったかもしれません。

旧約聖書では、神は「イスラエル民族に敵対し偶像崇拝をしている周辺の民族を滅ぼせ」と、戦争を命じておられます。
しかし、救い主イエス・キリストがこの世に来られ、「あなたの敵のために祈れ。自分自身を愛するように隣り人(まわりのすべての人)を愛しなさい」と宣ベ伝えました。
そして、愛を受け入れない人々のために十字架に付けられました。
「これは、私の契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。」
(マタイによる福音書26:28)

これが新しい契約【新約】です。
ブッシュ大統領がほんとうのクリスチャンなら、戦争ではなく、最後まで話し合いによる解決を図ったはずです

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