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ときどきコラム

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2003年3月9日号  



要介護度1で「扉の改修」を実施
うそです(=^・・^=)
このお宅で住宅改修を実施したところ、「ネコ用くぐり戸」を依頼されました。
独居のご婦人で、ネコが大事な同居ニャン(=^・^=)
     
飾りじゃないのよ資格は
ご存知、20年ほど前の中森明菜さんの大ヒット曲「飾りじゃないのよ涙は」作詞作曲は井上陽水さん。
「福祉住環境コーディネーター」について考えると、私はこの曲を思い出してしまいます。
♪飾りじゃないのよ、資格は・・・♪
「福祉住環境コーディネーター」は、はたして名刺の飾りか?

 以前にこのコラムでも申しましたが、「福祉住環境コーディネーター」は社会的に認知されていません。
これはもう、「資格」と言えないかも。
試験に合格したので「検定試験合格証」が発行されていますが、「資格証」ではありません。
漢字検定やそろばんと同じです。

 誰でも受験できるということは、「誰にでも役立つ」とも言えます。
すべての人がまちづくりに関わり、また身体障害を負う可能性があることを思えば、
そこにこの試験の意義があるのでしょう。
 私も13年前にオートバイ事故で左腕神経引き抜き損傷し、機能全廃。身体障害者手帳・上肢麻痺2級です。
明日のことがわかるのは神様だけです。

 この試験の特に2級・1級はとても難しく、かなりの努力が必要です。
私は、建築士や医療福祉従事者でもない方たちが一所懸命勉強して、この試験に挑む姿を見るとちょっと切なく思います。

 問題は、「この試験に合格すれば仕事に結びつく」と錯覚するか錯覚させられている場合です。
世に言う資格商法に踊らされないように。受講料数万円、書籍代数千円、受験料もバカになりません。
「自分はこの試験を受験して何に役立てたいか」しっかり見極めてから受験してください。

 ひるがえって、「福祉住環境コーディネート事務所」を標榜する自分には、ほんとうにその値打ちありや?
自問自答を忘れないようにしています。
プロとは、仕事で報酬を得ることができるか?が問われることです。

 今回も先週のNHKテレビ“にんげんドキュメント”より。
いま日本でいちばん有名で、世界中で評価されている建築家、安藤忠雄さん。
高卒で元プロボクサー、世界を放浪し独学で建築を勉強し、現在東京大学教授。
「24時間考えています。寝るときは寝てるけど。(ここが大阪人)
考えていることがいちばん楽しい」すごい!

 私も、いつも考えていたいです。
 「福祉住環境コーディネーター」として恥ずかしくないように。


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