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ときどきコラム

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2003年12月14日



赤穂浪士討ち入りの日。でも実際は旧暦ですよね?


すっかり冬になりました。
12月13日、茅ヶ崎にて。










返:「お役に立ちたいのです」

掲示板への書き込みへの返信をここで。
12月12日、次のような書き込みをいただきました。
ほわいとさん、公私ともいささか忙しく、返信が遅くなり申し訳ないです。
業務の根幹に触れるような内容ですので、このページを利用してお答えします。

お役に立ちたいのです! ほわいと  2003/12/12 (金) 16:24

西村様 こんにちわ。
2度目の投稿になります、ほわいとです。

私共は、水まわりの業者です、35年強になる地元の業者です。
元々リフォームも手がけており、5年前より福祉の知識を持つことで、
どんな環境でも手がけられるよう、レンタル事業所を3年前に登録し、
2年前、私が福祉住環境コーディネーター2級を取得しました。

今年に入り、やっと切れずにケアマネさんの紹介や、近所の方が
直接声をかけてくださるようになり・・・。
ありがたいことと思っています。
しかし・・・まだまだこの福祉住環境コーディネーターという資格も、
ケアマネさんがどこまで理解をしてくださっているのかが疑問です。

私(西村)は、この資格について【業務上の】世間の理解については、
実のところ、「どうでもいい」と思っているのです。
自分の事業所名を“福祉住環境コーディネート事務所”としているのも便宜上のことで、
“○×屋”でも何でも良いのですよ。

この資格があるから、ケアマネやお客様が声をかけてくれるわけではないでしょう?
ほわいとさんの仕事ぶりや、おそらく、人柄が信用されて任されているはずです。

しかし、住環境について学ぶ手段として、“福祉住環境コーディネート検定”は最適と感じます。
福祉や医療、建築を仕事としているものは、皆受検して欲しいと思います。
ケアマネも全員受検してもらいたいですね。
ほとんどのケアマネは、住環境についての認識が低すぎます。
「利用者からの要望があって初めて住環境を考える」ことがほとんどのようです。
アセスメントの項目に入っているのに関わらず。


実際に、私共の市では、FJC2級取得者の「理由書の作成」が
認められており、任される場合が多くなりました。

この資格の実務上のメリットは、この点だけですね。


「作成料」というより、専門的に福祉の住宅改修を理解できる業者と
して、もっと役に立ちたいというか・・・
女性の私が現場へ同行することにより、
ご利用者・ご家族とのコミュニケーションで、
身体状況や介助軽減のために役立つお仕事をさせていただけるよう
ウチのサービスの付加価値と思っているんです。

・・・こんな文ですと伝わりづらいですね・・

私が言いたいのは、ただの改修業者ではなく、この免許を生かし
本当に必要な方々のお役にたちたいのです・・。
私・・力が入りすぎなのかなぁ。。。

ほわいとさんの思いがほとばしっているような文章ですね。
お気持ちがとてもよく伝わってきます。あなたの気持ちに共感しています。


いつもこのHPを拝見し、パワーをいただいております。
もっともっと勉強をし、努力すれば
私共のやっているお仕事も認めてもらえるのかなぁ。。と思いますが・・・
仕事がとぎれてしまうと・・・めいってしまいます。
西村さんは、どんな努力をなさってここまで来たのでしょうか?
ぶしつけで失礼いたしました。
またお邪魔いたします。

必要があって勉強してきたので、努力というわけではありません。
今までもこのコラムで幾度が触れてきましたが・・

建設会社で働いているとき、病気にかかり(子どものおたふく風邪が移り髄膜炎に。
入院、その後の自宅療養中に「人生ってこのままでいいのか?」と考え直す機会を得ました。
当時は、後に“バブル”と呼ばれた景気のいい頃。仕事仕事だけの人生でした。

当時原宿にあった、日本唯一の“社会福祉主事養成機関”日本社会事業学校・専修科に入学。
仕事を終えて夜間に勉強するのですが、本当に楽しい日々でした。

この学校の卒業と同時に会社も辞め、社会福祉法人に就職。
当時は介護福祉士資格もなく、ホームヘルパー養成所で勉強してから、
特別養護老人ホームに介護職として1年半勤務しました。

私が就職したのは日本最大の社会福祉法人で、毎年新しい施設を開設していました。
新規施設の企画をする部門に異動したのですが、
オートバイの事故で自分が身障手帳を取得することになり・・

当然のように、「直接利用者さんに接触し、役に立つ仕事をしたい」と希望し、
在宅サービス部門に異動。ここで住宅改修や福祉用具に携わるようになりました。
そして昨年独立したわけです。

ね(^_-)-☆、努力でなく、自分のやりたいことを、楽しく必要に応じて勉強してきたわけです。

「仕事が認められる」ということは、「必要なときに呼んでもらえる」ことで良いではないですか?
暇なときは勉強していましょうよ(#^.^#)

業務連絡・・・の報告「どこへでもうかがいます」

《講演会》
西村がセミナーの講師を務めました。

自立セミナー『障害者の自立を“住”から考える』

日時:12月6日(土)13:30〜16:30(西村の担当は1.5時間でした)
主催:障害者生活支援センター くすのき
場所:浜松市和合町555 「和合せいれいの里」


       
以下は、私のレジュメからの抜粋です。

T.『居住福祉』という考え方
U.『障害』の概念
   “環境因子”に着目
V.住宅関連法による規制と施策
 建築基準法、公営住宅法、高齢者居住法、住宅金融公庫、など
W.介護保険による「住宅改修費支給」
X.社会福祉諸制度
 重度身体障害者住宅改造費助成、日常生活用具給付、緊急通報システム、
高齢者住宅整備資金の貸付、など
Y.『住環境整備』とは
Z.データと実例で見る「住環境整備工事の実際」


ここでもう一度、業務連絡、業務連絡・・・
「セミナーなどにお呼びいただければ、どこでもうかがいます」

おしりが軽いですから・・
ご希望いただければ、日本中どこへでもうかがいます。
今までで最も遠かったのは鹿児島市でした。

報酬はご心配なく。
「講師料で食べていこう」という気はないので、いくらでもおぼし召しでいただければ。
これまでも1〜10万円までさまざまでした。

「3万円・5万円・10万円、運命の分かれ道!」なんて番組がありましたが
(昭和30〜40年代でしたっけ)、
報酬の多寡に関わらず、できる限りの準備をし、精一杯お勤めいたします\(^o^)/

自分を売り込むのは浅ましいようでとても恥ずかしいのですが、
この地上であと何年働けるかわかりませんので。

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