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2004年11月30日
第13回福祉住環境コーディネーター・2級試験が終わって
試験当日29日の夜から外出しており、
30日の夜遅くにこの自分のホームページを開いて、いささか驚きました。
通常の2倍ほどのアクセスがあったので。
「試験についてのコメントや問題の解説を掲載しているだろう」という期待で、
ここを訪問してくださった方があるのでしょうか?
私は、全然そのつもりはなかったのです。
何しろ、問題文が私の手元にないのですから。
期待?に反して申し訳ないです。
このサイトでこの内容について考察する必要あるでしょうか?
ご意見ある方は掲示板まで。
1通だけ、私が講師を務めた講座生さんからメールが届きました。
「答え合わせしたら78点でした。」という吉報。他の皆さんはどうだったでしょうか。
以下は、きょうまでトップページに掲載していた内容です。
本来コラムに載せるものではありませんが、他に移すページもないので失礼いたします。
ほんとにいつもながら手抜きのコラムで申し訳ないです(・.・;)
福祉住環境コーディネーター・2級
受験対策カリキュラム“西村版”
今度の試験は11月28日(日)です。
受験生の皆さん、勉強は進んでいますか?
この度、初めて私の母校(が発展解消してできた大学)での、
「対策講座」を担当することになり、9月末に開講しました。
公式テストは本年7月に「二訂版」が発行されています。
(旧版と大きな変更はありませんが、
制度の変更や、細かいところでチョコチョコ変更あり。
こんなところから出題されるかも)
最近の出題傾向を見ると、どんどん難しくなっているようです。
細か〜い事柄(グラフや図の注釈文、用語解説の中から、など)からの
出題が増えていますし、応用問題も難しくなっているようです。
この試験も6年目・13回目ですから、当然の傾向でしょうが。
・・・というわけで、私がアレンジした受験勉強のカリキュラムを紹介します。
工夫した点と勉強方法についてのお勧めは次のとおりです。
@2級は3級の内容を含んでいますが、「3級のテキストに載っているが2級にはない」項目もあります。
例えば、「介護保険における特定疾病」、用語解説など。
しかし、「3級テキストを読んでから2級に取り組む」のは重複内容が多く、無駄多し。
効率よく勉強できるように2級と3級テキストの対照表を作成しました。
「2級と3級のテキストを同時に参照する」のが最良と思われます。
2級を受験するなら3級のテキストも購入する必要があります。
A建築技術者以外には理解しにくいであろう3章1,2節を勉強してから、
2章3節(障害や疾病別の整備方法)を学ぶ。
この場合でも、1章と2章1・2節までは先に勉強しておくほうが良いでしょう。
B3章を学ぶとき、
巻末の品確法「高齢者等への配慮に関する評価基準」を、
随時参照する。
一見とっつきにくい表ですが、
本文といっしょに読めばよくわかります。
実は、とっても単純な内容です。
試験では細かい数値も問われますから。
Cテキストを読んでいてよくわからない箇所は、
自分で表や図式化する。
例えば「住関連施策」など、似たような名称の制度など。
D記憶しにくいことは関連付けして憶える!
例えば、「脊損のレベルと到達可能なADL」
と「脊損のレベル別住環境整備のポイント」。
掲載ページは離れていますが、いっしょに憶えること。
自分なりに色分けなどすると、「楽しく」憶えられる!?
本気で合格したいなら、
テキストを暗記するつもりで、
「はじめに」から「用語解説」、
グラフや表の注釈も
全部目を通しましょう!
そして、関連付けして憶える!
教程 | 2級公式テキスト〔二訂版〕 | 3級公式テキスト〔二訂版〕 | ||||||
章 | 節 | ページ | 項目 | 分野 | 章 | ページ | 項目 | |
1 | 福祉住環境整備の意義と福祉住環境コーディネーターの役割 | |||||||
1 | 1 | 2〜6 | 住環境整備の意義 | 1 | T | 2〜5 | 高齢社会と住環境整備 | |
1 | X | 31〜33 | 高齢者介護のあり方 | |||||
2 | 7〜21 | 住環境における福祉の考え方 | 1 | V | 10〜14 | 社会福祉と住環境整備の考え方 | ||
3 | 22〜29 | 福祉住環境コーディネーターの役割と機能 | 1 | U | 6〜9 | 福祉住環境コーディネーターの役割と活動の場 | ||
2 | 4 | 30〜46 | 住環境整備関連職への理解と連携 | 1 | Z | 43〜51 | 関連専門職への理解と連携 | |
5 | 47〜61 | 福祉住環境整備相談の受け方・対応の仕方 | 2 | [ | 54〜62 | 福祉住環境整備の進め方 | ||
6 | 62〜72 | 高齢者や障害者に対する住生活関連諸施策 | 1 | Y | 35〜42 | 高齢者に対する諸関連施策とサービス | ||
2 | ] | 69〜75 | 福祉住環境整備の基本技術1「介護保険制度・・・」 | |||||
2 | ]U | 96〜98 | 福祉用具の活用と住環境2 | |||||
資料編 | 326〜327 | (品確法による)評価基準 (→ 随時解説) | ||||||
2 | 高齢者や障害者の特性および疾患別住環境整備の考え方 | |||||||
3 | 1 | 74〜111 | 高齢者や障害者の疾患と障害特性 | 1 | W | 15〜30 | 高齢者の心身の機能と特性 | |
4 | 2 | 112〜132 | 介護と住環境整備 | − | ||||
5 | 3 | 福祉住環境整備の基本技術および実践に伴う知識 | ||||||
1 | 180〜192 | 福祉住環境整備の共通基本技術 | 2 | \ | 63〜68 | 福祉住環境整備の基礎知識 | ||
6 | 2 | 193〜224 | 部屋別・場所別福祉住環境整備の手法 | 2 | ]T | 79〜91 | 部屋別・場所別福祉住環境整備の仕方 | |
7 | 2 | 高齢者や障害者の特性および疾患別住環境整備の考え方 | ||||||
3 | 133〜178 | 福祉住環境整備の実践的考え方 | 2 | ]V | 115〜124 | 福祉住環境整備の疾患・障害別効用技術 | ||
8 | 3 | 福祉住環境整備の基本技術および実践に伴う知識 | ||||||
3 | 225〜245 | 福祉住環境整備実践のための住宅に必要な基礎知識 | 2 | \ | 67〜68 | 福祉住環境整備の基礎知識「住宅に関する法規」 | ||
4 | 福祉用具に関する性能と活用方法 | |||||||
9 | 1 | 248〜250 | 福祉用具の基本性能 | 2 | ]U | 95〜96 | 福祉用具の活用と住環境 1 | |
2 | 251〜283 | 福祉用具の具体的な活用 | 2 | ]U | 99〜114 | 福祉用具の活用と住環境3 | ||
10 | 資料編 | 286〜309 | 福祉住環境コーディネート事例集 | 2 | ]T | 92〜94 | 住宅改修の事例 | |
11 | 全体のまとめと2級過去問題の対策・傾向 | |||||||
12 | 2級模擬試験、解答・解説 |