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2005年2月28日
私はATOKと一太郎を薦めます |
もう一ヶ月も前の報道ですが、2月1日の新聞報道は寝耳に水でした。 松下電器産業が株式会社ジャストシステムを訴えた裁判で、東京地裁は「一太郎」と「花子」の製造・販売中止と在庫の 廃棄処分を命じたというのです。 「ヘルプのアイコンをクリックして他のアイコンをクリックすると説明が表示される」ことが、特許を侵害して いるんですと。「へーえ、こんなことが特許侵害で認められるんだ〜」と驚きました。 もうひとつの驚きは、「一太郎」というワープロソフトの存在を私が全く忘れており、裁判の対象になっていること自体に。 皆さんはどのように思いました? 私の記憶では、5年ほど前にパソコンを購入するときには、「Word」モデルと「一太郎」モデルが併売されていて ユーザーは選べることができました。今はどうなんでしょうか。私の知る限り、国産パソコンの購入では今や選択肢は ほとんどなく、「windows機を購入=Word+excel搭載」という図式のようです。 多くの事業者がこれらを使用しているので、私のようなあまりパソコンに詳しくない人々は、自宅で使用するのも同じ ソフト搭載機を購入することになります。他社とのデータのやりとりや自宅での作業に便利ですから。 これは独禁法に抵触しないの?という規模のことではないかしらん。 私がこのニュースを見聞きして感じたのは、「大松下がシェアの小さなジャストシステムを相手にして裁判を起こして いるということは、何かを恐れている、ってこと?」 それで私は、インターネットや書籍で一太郎や日本語変換システムであるATOKのことを調べてみました。 わかったことは、 ○日本語変換はIMEに対してATOKがはるかに効率がいいらしい ○日本語の文章を作ることについて、一太郎はWordに対し優れているらしい、 ということです。 もともと英語のソフトであるWordに比べて、日本の会社が日本語のために作ったソフトなのだから、当然でしょう。 さらに、この裁判では仮執行がなされなかったので2月10日には一太郎とATOKの2005年版が発売されるとのこと。 価格はWordからの乗り換えユーザー用「キャンペーン版」は8000円程度。 IMEの誤変換の多いことやWordの使いにくさを感じていたので、「この価格でパソコンが使いやすくなるなら・・・」 と思い、即予約し、11日には手元に届きました。 使い始めてまだ半月ですが、ATOKがたいへん使いやすいことは実感しています。 新約聖書の「もくじろく」と入力したところ、『黙示録《もくしろく》の誤読』と表示されたのにはびっくり! 一太郎で文書を作ることはあまりないのですが、書式設定せずに直感で思いついた文章を入力するとレイアウトして くれる「オートブック」機能や、縦書きに変換しやすいことなど、かなり便利なようです 私たちは、選択もせずに日本語変換ソフトとワープロを使っていて良いものでしょうか? 私はジャストシステムからPRを頼まれたのでもないし、国粋主義者でもありませんが、日本語文書作成のストレスを 小さくしたい方、検討してみてははいかがですか。 ジャストシステム社のサイト、「Wordと一太郎、どう違う?」をご覧ください。 →2008.3.30加筆 サイトがリニューアルされていましたATOK
また、上記のバナーは「がんばれJUSTSYSTEM」と夢民書屋さんのページからいただきました。 他にも「松下電器産業不買運動」が起きています。 マイクロソフトはすでにwindows+officeを私に売ったのですから痛くもかゆくもないでしょうが、 少なくとも、一太郎に目を向けて、乗り換えたユーザーがここに一人いますよう〜(^^)/~~~ |