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ときどきコラム

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2005年12月29日

家族のことを考える

 

明けまして

 御目度う

(西村注:

「御目出度う」の間違いでしょう)

   御座居ます

皆様お元気の由

 何よりと嬉しく

   存じ上げます

祖母

 

 

2005.12.29

今あなたはどこにいますか?ご自宅、それとも帰省先でしょうか。年賀状はもう書きました?

この写真は、4年前に94歳で亡くなった祖母が、亡くなる前年にくれた年賀状です。

今は額に入れて私の机の横に立て掛けています。

この時祖母はケアハウス(新型軽費老人ホーム)で暮らしていました。私の親とその兄弟、私や私の兄弟、同居できる選択肢がいくつもあったのに、それぞれの事情のため、また同居したものの馴染めず、結局ケアハウスに入居しました。

この年賀状を書いた頃には軽い認知症でした。ヘルパーさんに手伝ってもらい書いたのでしょうが、宛名面も自筆でした。

子や孫の家や老人ホームにをたらい回しにされても、認知症になっても、「皆が元気なのが何より嬉しいです」と書いてくれています。名を書かず祖母、と書いてあるのが悲しいです。

この後しばらくしてして体調が悪化、老人病院に数ヶ月入院し、意識を回復しないまま死亡しました。

統計によると、親との同居率は、1957(昭和32)年には81.6%、2000(平成12)年には49.1%

と低下しています。

同居がいいか悪いか、家庭によって事情は千差万別です。

自分と自分の親、自分と自分の子どもたち・・・年齢とともに立場は変わってきます。

このお正月、家族のこと、過去、現在、将来のことをちょっと考えてみませんか?