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ときどきコラム

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2006年5月5日

「孤高(?)のサル」〜左上肢麻痺のニホンザル〜

2006年5月5日

おそらく一年中でもっとも混むであろう日に、浜松市立動物園に行ってきました。長男一家が帰省してきたので私も同行することに。私はこの連休中ずっと仕事していたので、この往復数時間が唯一の連休中らしい行事でした。この長男が小学生の時に行って以来ですから、私には約20年ぶりの動物園です。

・・・で、いちばん印象に残ったのがこのニホンザル。左腕が動きません。左足は動いていたので、脳血管障害後遺症ではなく私と同様に腕神経を痛めたのでしょうか。狭いサル山で事故に遭う可能性が低いとすると、権力争いで傷ついたのか。これはもう関心を持たずにいられません。

彼(体が大きいのでオスだと推察できます)はほとんど単独行動していましたが、ときどき彼に寄り添ってグルーミングする彼女らしい?体の小さいサルがいました。サル山の様子を見ていると彼はボスではないようですが、グルーミングされているということはまったく序列が低いというわけではないのかしら。身体障害があってもまったくの弱者ではないということでしょうか。卑小な態度をとることもなく、ひいき目でしょうか、気高さを感じました。

我が家から動物園までクルマで約40分。仕事で近くに行くこともあります。ときどき彼に会いに行こうかな。(身障手帳保持者は入場無料です)今度行ったら、飼育係のかたに彼のことを聞いてみようと思います。元気でいてくれよ・・・

NHKでは「ゴールデンウィーク」は放送禁止用語

ところで、仕事中はラジオを聴いていることが多く、5月4には特番『きょうは一日モーツアルト』もあったのでNHK−FMをずっと聴いていました。テレビでもほとんどNHKを見ることが多いのですが、一度も「ゴールデンウィーク」という言葉が使われていないことに気づきました。アナウンサーはもちろん、リクエストの紹介などで普通なら(民放なら)「ゴールデンウィーク中は・・」と言っているはずのところをわざわざ「大型連休中は・・」と言い換えています。調べたところ、やはり放送禁止用語となっていました。

連休中にも働いている人たちから「だれでも休んでるわけじゃねえぞ」という苦情の声でも届いたのか、そもそこの言葉は映画業界のPR用に作られたものであるから放送禁止なのか。それにしても、職員以外のディスクジョッキーやタレントにもこの言葉を使わせないように徹底させるのはさすがNHKです。

以前、サッカーのJリーグ中継で、足を引きずって退場する選手を「びっこを引いて・・」と言った若いアナウンサーが、その中継がおわるまで一言も話さなかった(話せなかった?)ことを思い出しました。やっぱり、さすがNHKです。

 

 

 

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