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ときどきコラム

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2007年2月4日、8日

下記の発言について

2007.2.8

この記事をご覧になった方から次のようなメールをいただきました。

下記の西村発言について、「主旨がわからない。柳沢大臣の使った言葉は確かに不適切だが、それに乗じて国会審議を拒否する野党の方がおかしい」

以下、西村の考えです。

柳沢厚生労働大臣の「子どもを産む機械」ということばからは、女性の主体性ある人権を認めているとは思えない。

出産は女性にのみ与えられた役割ですが、出産するかしないかは個人の意思によるものです。産めない事情のある女性もたくさんいらっしゃる。

「子どもを産む機械」ということばが示しているのは、「子どもを産まないのは本来の役割を果たしていない」という思考ではないか。

つまり、今回の騒動はことばが適切かどうかの問題ではなく、『厚生労働大臣の資質に値するかどうか』である。

子どもを産めないのは壊れた機械

働けないのは壊れた機械

障害者は壊れた機械

病人は壊れた機械

・・・柳沢大臣はこんな認識ではないの?

今の内閣の大臣任命に「そのポストにふさわしい人物か」という基準があるとは思えない。

委員会などで厚生・労働問題に取り組んできた議員や、あるいは民間から登用すべきである。

 

2月6日の会見での大臣コメントも物議をかもしている。

「若者が結婚し、子どもは二人以上持ちたいという健全な状況にある」

もう柳沢個人の価値観そのものを発言している。彼はこう考えている人間だということ。

だれが批判しようとどうしようもない領域の問題、彼が謝るはずもない。

自民党なら当たり前の価値観。

しかし合計特殊出生率が2になるとは思えない。

将来に希望がもてない国だもの。

野党はやっと7日から国会審議に復帰したが、大臣罷免を求めて国会を欠席という戦術はおかしい。

議論するための国会なのにそれを尽くさないのは、野党の怠慢である。

とことん国会で論戦して欲しい。

それが国会でしょう。この一点に期待します。

阿倍首相、さっさと厚生労働大臣をクビにしてください

2007.2.4

こんな発言をする人が、福祉・医療・保健・労働問題を司る国の機関の長ですか?

「厚生労働行政担当官の言うことは何も信用できない」と言われて良いのですか?

国民が納得すると思いますか?国際的に恥だと思いませんか?

国民をなめないでいただきたい

朝日新聞1月29日付け朝刊より

・・・野党各党は1月28日、子どもを産む機械や装置に女性を例えた柳沢厚生労働相の発言を、一斉に批判した。

・・・一方、柳沢氏は28日、「話をわかりやすくしようとした。適切でなかった」と釈明した。

問題になっているのは松江市で27日あった自民党県議の後援会の集会での発言。

柳沢氏は、少子化問題にふれた際、

「機械と言ってごめんなさいね」などの言葉を入れつつ、「15〜50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭でがんばってもらうしかない」などと発言したという。

もう議論の余地なく、バカバカしくてこんなコメントをここに書くのは時間の無駄と承知で、以下記します。

新約聖書マタイによる福音書12章34節

「まむしのすえたち。おまえたち悪い者に、どうして良いことが言えましょう。

心に満ちていることを口が話すのです。

同ヤコブによる福音書3章8節

「しかし、舌を制御することは、だれにもできません

それは少しもじっとしていない悪であり、死の毒に満ちています。」

 

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