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ときどきコラム

134
2007年2月27日

 

 

2月27日付、朝日新聞(東京版)朝刊【声】欄に西村の投書を掲載してもらいました。以下は投書した原文です。

 『全戸訪問してガス中毒防げ』

 連日、ガス機器による一酸化炭素中毒事故の報道がなされているが、根本的な
問題解決に向かっているとは思えない。

 安全装置のない古い湯沸かし器が現在も 120万台使われているという。製造物責任(PL)法では「予見できる誤使用は製造者の責任」と定めているのに、メーカーや販売者が有効な対策をとっていると は到底思えない。

  メーカーの社長は「密室状態で使うことは想定していない」 「ホームページでの呼びかけで足りないと言われればそういう見方もあるかと思 う」と発言しているが、明らかに認識違いだ。

 私は仕事がら高齢者宅を訪問することが多いが、古い家屋ほど開放式湯沸かし器(わかりやすく『煙突のない瞬間湯沸かし器』と呼ぶべき)を使っていることが多い。ひとり暮らしや高齢者だけの世帯に、だれが常時換気を促すのか?ホームページを閲覧せよと言うのか?


  ガスの供給会社とメーカーは、利用者宅を全戸訪問し使用状況を把握すべきで
ある。そして今年から始めた機器の交換補助制度は対象台数制限なしに実施せよ。
さらに、国や自治体は、蛇口をひねるだけで家中どこでもお湯のでる、安全な給
湯器設置を推進して欲しい。

 

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