予期せぬうれしいお客様
ペインクリニックのこと
とても驚き､うれしいお客様でした｡
私のこの稚拙なサイトがこのような形で役に立つとは｡
ハレルヤ＼(~o~)／

当コラムのバックナンバー｢人の痛みはわかりません｣
を読んだ方がはるばる大阪から来訪し､
きょうの礼拝に出席して下さいました｡
以下､本人の了解をもらい実名は伏せて､
Eメールのやりとり等をコピーしご紹介します｡



① 10月2日次のようなメールが届きました｡
｢はじめまして｣

 

(･･略)私の受傷は平成2年ですから、あなたも同じ頃ですね。
受傷後しばらく経ってから、釘で刺すような痛みが数分おきに来て
仕事どころではない状態が長く続きました。
いらいらして家族に当り散らしておりました。
あなたの今の状況ととても似ています。
しかし10年以上も続いているとは・・・
本当に辛い思いをされていると察します。
私は幸運でした。
「ペインクリニック」の医師がとてもよくして下さいました。
主治医は整形外科でした。
あなたもそうだと思います。
整形外科の医師に痛みを訴えても、
「痛みのメカニズムはわかっている」とか言われ、
「俺は機械じゃない！」と思ったものでした。
その頃、ある病院関係者から麻酔科の医師を紹介されました。
私が通っていた病院には
まだ「ペインクリニック」の独立した科がありませんでした。
「ペインクリニック」とは、痛みを専門とする診療科で、
麻酔科の専門医が担当です。
それで、当時は病院の手術室勤務の麻酔科の医師がわざわざ私のために、
時間を割いて治療してくださいました。
日常の手術室勤務が終わる夕方、
外来の診察室まで来てくれたのです。
治療の方法は、「神経ブロック」と呼ばれる注射です。
特殊な細い針で直接神経のそばに、麻酔薬を注射するのです。
最初は、私もとてもこの注射が怖かったです。
星状神経節（首筋）や、頭のこめかみ、脊椎の近くに注射するのですから。

整形外科の医師にこの治療法を相談しても、
「効果は長続きしない。気休めだ」などと言われました。
ところが、少しずつ効果が表れてきました。
数ヶ月続けた頃、この麻酔科の医師から、
「持続硬膜外ブロック」という、入院して脊髄の近くに
持続して注射をする治療を勧められました。
背中に針を刺したまま、少しずつ薬品を送り続けるのです。
この方法が私にはとても効果があったようです。
完全にとはいきませんが、痛みの頻度が少なくなりました。
その後は、この医師が紹介してくださった「ペインクリニック」の開業医に
特に痛いときに通院しました。

ここ数年、痛みのことでは受診することがなくなりました。
感覚としては、「痛みがしびれに変わった」という感じです。
しかし、あの一番ひどい頃に比べれば、うそのように楽になりました。
仕事や教会活動に打ち込めています。しびれは一生続くと思われます。
つい最近まで、漢方薬を服用していました。
よくCMしている「T」という煎じ薬です。
いくらか効果はあったように思います。

現在私が注意していることは・・
夏でも、サポーターをひじと手首につけています。
手袋もよく着用しています。
家庭用の電気式ホットパックもときどき使用し、
効果はあるようで、とても気持ちよいです。
三角巾はいつも吊っています。
荷重が肩にかかるのは恐怖ですね。

整形外科の医師に相談してもラチが明かないようだったら、
ご自分で「ペインクリニック」を探して受診することを、是非お勧めします。
整形外科の医師とは全然違う視点で対応してくれます。
最近は「ペインクリニック」のある総合病院や、
看板を掲げて開業しているところも増えているようです。

ところで、こちらから質問を2つほど・・
ヤフーでどの項目から検索されたのでしょうか？
私と同様のお仕事ですか？

私も自転車に乗りたいのですが、
ブレーキをかけたときにバランスを崩すのが怖くてとても乗れません。
普通の自転車に乗っておられるのですか？

よろしければまたご連絡ください。
私も大阪の生まれ、生野区出身です。
生野には弟一家が住んでおり、年に一度くらいは帰省しています。
いつかお会いできる機会があるかもしれません。
「ペインクリニック」がきっと効果があります。
一日も早く受診すべきです。
「自分の痛みをわかってくれて、一所懸命治療してくれる」という
医師やスタッフがいてくれるだけでも、心の支えになることでしょう。

PS:静岡やったら近いやん！お会いしに行こうかな？と思っております。

(･･略)私も肋間神経移行術は受けましたが、ほとんど効果ありませんでした。
他に肩関節固定や、痛み除去のために電極を埋め込むなど、
さまざまな手術を検討されましたが、
「デメリットのほうが大きい」という判断でした。
整形外科の医師とは、けんかもしましたが
よく私の言い分も聞いてくれたと思います。

これらの手術をしなくて良かったと思っています。
肩関節の時は、決心して入院したのですが、
「この状態なら手術しないほうがよい」という執刀医の判断で、
直前に取りやめになりました。

他に、脳外科や麻酔科の良い医師に恵まれたと、感謝しています。
(･･略)
今思えば、けがをした後は、たいへん恵まれた環境にあったようです。
持続硬膜外ブロックの入院は、1週間程度でした。医療保険もききました。
外来で、短時間でできる神経ブロックももちろんあります。
まず、どこかのペインクリニックを是非受診してみてください。
専門の麻酔科の注射は、ほとんど痛くありません。

私の場合、神経ブロックで痛みが完全に消えたわけではありませんが、
「流れが変わった」という実感です。明らかに好転しました。

「大阪、ペインクリニック」で検索すると、大阪大学の麻酔科がヒットしました。

直接阪大病院を受診するのは面倒でしょうが、
関連したいくつかの病院が紹介されています。
済生会病院や日生病院など。電話帳で調べれば、
もっとたくさんの病院が見つかると思います。
探してしてみてください。

あすす土曜日がは終日現場へ、日曜日は一日中教会にいます。
忙しくしていると、しびれも忘れていられます。
私のために、多くの兄弟姉妹が祈ってくれています。
あなたも是非洗礼を受けてください！
主の祝福と守りがありますように。
奥様も母胎とも守られますように。
私のけがも、私より家内に辛い思いをさせてしまいました。
主よ、奥様に平安と御守りを。

⑤ 驚いたことに､10月4日､Aさんから電話があり､
｢あすの日曜日､そちらにうかがいます｣とのこと｡
まったく予期せぬことでしたが､とてもうれしく思いました｡

⑥ きょう10月5日､
はるばる大阪からクルマで
浜北市の遠州中央浜北教会に来てくださいました｡

礼拝に出席し､教会の食事をともにいただきました｡
そして牧師や教会員とも交わりを持ち､
夕方4時頃帰阪｡

とても素直な好青年でした｡
御言葉を真剣に聞き､率直な質問を牧師に投げかけ､
牧師の言葉を真摯に聞いてくれました｡

それにしても､受傷12年で｢痛みがどんどんひどくなっている｣とは！

ペインクリニックを近いうちに受診してみるとのこと｡
よい効果が現われますように｡

主イエス様､あなたにおゆだねいたします｡
御守りと平安をこの兄弟に賜ってください｡
奥様とともに救い主イエス様を信じ､御救いにあずかれますように｡

Aさん､経過をまた連絡ください｡
必ず主の祝福と癒しがあることを信じてください｡
毎日お祈りします｡