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2004年6月6日
6月2〜5日は秋田に行っておりました。以下、ご報告まで。
「福祉用具・住宅改修研修会」で講師を務めました。
秋田県内の高齢者・住宅改修の現状について
○もう高齢化率が25%を超えている!
すでに超高齢社会です。
自殺率は日本一とか。相関関係はありやなしや。
○要介護認定者のうち、住宅改修費支給利用者は6%。
全国や浜松市でも約11〜12%ですから、1/2。
ちょっとこれは低すぎる数字に思えます。
ケアマネや医療福祉担当者も含めて、秋田県の皆さんは
住環境整備についての意識が低いようです。
県介護実習普及・普及センター職員の皆さんの熱心で開かれた研修会です。
たいへんお疲れ様でした。
往路は飛行機で。 東海道新幹線で品川駅経由京急線にて羽田へ。 『早割り』で予約すると鉄道より安いのです。 ならば往復とも飛行機にすればよいのですが・・・ 男の子((^_-)-☆)はいくつになっても乗り物好きで、 帰りは鉄道に乗りたかっただけのことです。 |
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宿舎として提供いただいた『秋田県中央シルバーエリア』より、 鳥海山を望む。 |
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私より先、6月3日に講義した弘前大学の金沢助教授。 PTとして従事中に住環境の重要性を感じ、建築も学んで、 医学博士で工学修士号を持つすごい人です。 今回の研修では西村が住宅改修を受け持つので、 主に福祉用具の重要性について講義を担当していただきました。 「これからの車いすはモジュール型が主流に」等々、 たいへん面白い講義を聴講できました。 「皆、以前から使って知っている古い型の製品を使いたがる」 との指摘に、私もギクリ(^_^;)もっと勉強します。 |
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6月4日は西村が担当。 「6時間も集中してもらえるかなあ」と心配だったのですが、 私が時間配分をミスしてしまい、最後は時間不足に。 関係者の皆様、ご迷惑をかけ申し訳ありませんでした。 写真は、『演習』中。 受講生199人を各6人くらいのグループに分け、 五つの課題に取り組んでもらいました。 実際に西村が担当した工事の写真と図を提示し、 「自分が担当したらどのように改修し用具を使用するか?」 の提案を。 これも県民性か?質疑応答もあまりなく、終了後に提出いただいた アンケートの集計結果が楽しみ?です。 |
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宿舎の近くを日没頃に散歩 秋田新幹線“こまち”が田んぼの中を走っています。 |
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翌5日の帰路、武家屋敷で有名な角館町に立ち寄りました。 JR角館駅。 秋田新幹線は在来線の線路を使っており、 新幹線らしくないのんびりした風情です。 |
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西宮家。 母屋は明治期の建築ですが、座敷は喫茶店になっていて、 私はここでゆっくり絵葉書を書いておりました。 |
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石黒家。 江戸時代の書院造など武家の格式を残しており、 座敷まであがって観覧できます。 今でもこの家屋で実際に生活していらっしゃるというので、 びっくり(T_T) 維持管理が大変でしょう・・・ |
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岩橋家。 前述の各家に比べると質素ですが、 江戸時代の様子をそのまま残しています。 地味な建物のためか、観光客に出会わず、 たそがれ清兵衛殿が顔を出してもまったく違和感ありません。 |
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河原田家。 石黒家同様、まだ生活に利用されているので、門には表札も。 玄関のしつらいなど、実用故の美しさに感動!(^^)! |
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ほとんど仕事に関係ないようなレポートになってしまいました。
携帯電話はかかってきましたが、担当中の工事のことは意識的に忘れていました。
浜松にいると仕事に追われるばかりの日常ですので、たまの出張はとてもよいリフレッシュの機会でした。
報酬をいただきながら楽しんで申し訳ないです。
介護実習・普及センターさんからアンケートなどが送られてきましたら、また報告いたします。