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2004年8月18日
こんなケアマネにはイエローカード!
久しぶりのコラムなのにこんな気分が悪くなるような記事でど〜かと思いますが、ご勘弁ください。
ケアマネの役割がいかに大きいか。
介護保険を有効に活用できるかどうか、利用者にとっても、
経費を負担する国民全体(大げさでなく)にとっても、大問題ですよ。
つい先日施工を終えたAさんの担当ケアマネは、某病院に併設のB支援事業所のCさん。
私は面識のない事業所・ケアマネでした。
今回は住宅改修と福祉用具購入について、Aさんから私に直接依頼がありました。
6年前、介護保険施行前に私がAさん宅の改造工事を担当した縁でのご依頼でした。
というわけで、私が施工と用具購入を担当することになる旨を、私からCケアマネに連絡したところ、
「自分にはよくわからないので、そちらで打ち合わせて進めて欲しい」との回答。
つまり、「利用者が言い出した事なので自分は関知しない」ですと。
それで、西村が打ち合わせた内容で図面と見積書をCケアマネに郵送して意見を求めたのですが、
反応なし。
「お任せします」が意見、でした。
施工と納品を終え、「理由書を作成してください」と連絡したところ・・・・今度のコメントは、
「他の施工業者は理由書も作成し、申請手続きもしてくれる。」
目が点になる(・.・;)とは、このことです。
「そんなことはできないはずです。
『担当ケアマネがいる場合は、必ずそのケアマネが理由書を作成するように』と指導されているはず」
と説明しても、なかなか納得してくれません。
結局、Cケアマネは理由書を作成することになりましたが、
「(役所の窓口で)説明を求められても説明できないので、そちら(西村)で申請手続きして欲しい」
ということで妥協(~_~;)
私は「私ならこう書きます」と、理由書のサンプルを送付しましたが。
Cケアマネから私に郵送されてきた理由書の内容は・・・
工事の具体的内容には触れず、
「できる限り自立し、安全な在宅生活ができるように工事を必要とする」というものでした。
これでは、だれにも当てはまる、コピーすればいいような文面です。
昨日、私は某市介護保険担当課に出向き、この申請手続きをしてきました。
担当官はこの理由書をみて、
「これでは理由書になりません。ケアマネに連絡し指導します」と。
予想通りの対応でした。
ケアマネにイエローカードが切られます。
施行5年を経て、介護保険運営は見直しを図られています。
介護保険が活かされるかどうかの鍵を握っているのはケアマネ、だと私は思います。
多くの利用者・家族は、ケアマネに“全権委任”してしまっています。
介護保険制度見直しの中で、『ケアマネに更新制を導入』が議論されているようです。
当然のことでしょう。
私もケアマネ資格を失いそう(^_^.)・・・ですが。