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ときどきコラム

68

2004年8月18日

こんなケアマネにはイエローカード!

久しぶりのコラムなのにこんな気分が悪くなるような記事でど〜かと思いますが、ご勘弁ください。
ケアマネの役割がいかに大きいか。
介護保険を有効に活用できるかどうか、利用者にとっても、
経費を負担する国民全体(大げさでなく)にとっても、大問題ですよ。

つい先日施工を終えたAさんの担当ケアマネは、某病院に併設のB支援事業所のCさん。
私は面識のない事業所・ケアマネでした。

今回は住宅改修と福祉用具購入について、Aさんから私に直接依頼がありました。
6年前、介護保険施行前に私がAさん宅の改造工事を担当した縁でのご依頼でした。

というわけで、私が施工と用具購入を担当することになる旨を、私からCケアマネに連絡したところ、
「自分にはよくわからないので、そちらで打ち合わせて進めて欲しい」との回答。
つまり、
「利用者が言い出した事なので自分は関知しない」ですと。

それで、西村が打ち合わせた内容で図面と見積書をCケアマネに郵送して意見を求めたのですが、
反応なし。
「お任せします」が意見、でした。

施工と納品を終え、「理由書を作成してください」と連絡したところ・・・・今度のコメントは、
「他の施工業者は理由書も作成し、申請手続きもしてくれる。」
目が点になる(・.・;)とは、このことです。

「そんなことはできないはずです。
『担当ケアマネがいる場合は、必ずそのケアマネが理由書を作成するようにと指導されているはず」
と説明しても、なかなか納得してくれません。

結局、Cケアマネは理由書を作成することになりましたが、
「(役所の窓口で)説明を求められても説明できないので、そちら(西村)で申請手続きして欲しい」
ということで妥協(~_~;)
私は「私ならこう書きます」と、理由書のサンプルを送付しましたが。

Cケアマネから私に郵送されてきた理由書の内容は・・・
工事の具体的内容には触れず、
「できる限り自立し、安全な在宅生活ができるように工事を必要とする」というものでした。
これでは、だれにも当てはまる、コピーすればいいような文面です。

昨日、私は某市介護保険担当課に出向き、この申請手続きをしてきました。
担当官はこの理由書をみて、
「これでは理由書になりません。ケアマネに連絡し指導します」と。
予想通りの対応でした。
ケアマネにイエローカードが切られます。


施行5年を経て、介護保険運営は見直しを図られています。
介護保険が活かされるかどうかの鍵を握っているのはケアマネ、だと私は思います。
多くの利用者・家族は、ケアマネに“全権委任”してしまっています。

介護保険制度見直しの中で、『ケアマネに更新制を導入』が議論されているようです。
当然のことでしょう。
私もケアマネ資格を失いそう(^_^.)・・・ですが。

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