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ときどきコラム

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2006年3月4日

 

岩手県出張・旅行記


3月1日と2日,

岩手県「住宅改修関係者研修会」

岩手県の面積は四国四県あわせた広さに匹敵するとか、会場を2箇所にわけ二日続けての研修会でした。

テーマは「事例から学ぶ住宅改修」〜失敗しないコツと職種間の連携〜

介護実習・普及センターの担当者さんから打診を受けてこのテーマを決めたのですが、

なかなか難しいサブテーマを設定してしまいました。

 

2月28日「東京駅」

昼頃の東海道新幹線で浜松発、東京駅で乗り換え。

赤れんがと右側の八角形の屋根は大正3年開業時の部分。重要文化財。設計・辰野金吾

東北新幹線ホームより見ると名建築の面影も薄い。まったく無節操に高層ビルが建ちすぎです!空襲で焼かれましたが2011年完成を目指し復元工事がなされます。

手前から「東北・上越・長野・東海道新幹線」

鉄道マニアでなくても、男ならだれでもうれしくなっちゃう?景観。昭和39年の東海道新幹線開業から42年間の進歩を思います。

東北新幹線「こまち」のトイレ。

トイレに限らず、東海道新幹線に比べると機能的で洗練されたデザインに感じられます。

ただし、西村は「のぞみ」に乗ったことがなく、東海道ではほとんど「こだま」しか知らないのであしからず。

男子小便器の排水口が壁面より凹んでいるのは、壁面と一体に整形されている故だが、

ひどく使いやすいことに驚きました。これなら汚れにくそう。パブリックトイレではすでに常識か?

2月28日16:18盛岡駅直前「雫石川」車窓より撮影

浜松からJR営業キロで790q。南北の距離は離れているが、経度では約5°、太陽の見かけの動きにして20分しか違いません。

2月28日「いわて銀河鉄道」

名前はロマンチックだが車両は味気ない。ただ、北国の列車らしく、寒気対策のため乗客がボタンを押したドアのみが開きます。乗り慣れていないと不安でした。

2月28日「いわて福音教会みたけチャペル」

西村の属する教会で修行した牧師が牧する教会を訪問しました。いわて銀河鉄道「くりやがわ駅」前。

3月1日「北上川」

研修当日の朝、宿舎から約1時間の散歩。朝から雪でした。盛岡駅近くの旭橋。

3月1日「盛岡市材木町、宮沢賢治像」

花巻出身の賢治は、旧制盛岡中学、盛岡高等農学校で学びました。私は賢治が好きで、2002年には花巻農学校や記念館など一日がかりで花巻市内で足跡をたどりましたが、盛岡市内を歩くのは初めてです。

3月1日「盛岡裁判所の敷地内、石割桜」

花崗岩の割れ目に生育する樹齢360年以上になる桜。

地元では「日本一の桜」とされているとか。国の天然記念物。

3月2日「城下町・水沢の武家屋敷街、日高小路」

二日目の研修会場、奥州市(旧水沢市)内。

この日も朝1.5時間ほど散歩しました。2月に市町村合併したばかり。伊達藩の支藩の城下町。

このお宅では実際に生活していらっしゃいますが、家屋の維持はさぞたいへんでしょう。

3月2日「旧水沢城下町、乙女川公園」

水辺がこのように整備されている町は、どこもたいへん潤いが感じられます。盛岡もそうですし、金沢や倉敷、東京では中央区佃島や葛飾区曳舟川界隈など・・・。暗渠をわざわざ開渠とした江戸川区の例もあります。

左:3月1日盛岡会場「エスポワールいわて」、右3月2日水沢会場「胆江地区勤労者教育文化センター」

今回のサブテーマは「職種間の連携」。

建築関係者も多数参加し、ケアマネや医療・介護職とともにグループワークに加わってもらいました。

二日目には、熱心な介護自習・普及センター職員さん4名も参加。

VTRを視聴し、課題の分析と改修案を図に記入するという課題を設定。

作業を進めるうちに打ち解けて次第に盛り上がり、「時間がもっと欲しかった」との意見もありました。

ケアマネにとって、住宅改修は負担の大きい課題。

西村が考える「職種間連携のポイント」は、

@コーディネート(調整)役を設定することA各職の責務を全うすること

「な〜んだ、分かり切ってるじゃん」って結論ですが・・・

「責任はだれがとる?」と尋ねられたら、何とこたえます?

あなたもグループワークしてみませんか?解決の糸口が見えてくるかもしれません。

 

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