2007年10月8日
三重県での研修から戻りました 前回の記事「岩手・秋田での研修から戻りました」と同じ、芸のないタイトルです。 10月3,4日は三重県内二箇所で「福祉用具・住宅改修研修」の講師を務めました。 このサイトは旅行記専門ではないのに・・・申し訳ないですが、興味を持っていただければ幸いです。 先日、某出版社から原稿の執筆依頼をいただきました。 自分のプロフィールを書いて送ることになったのですが、趣味欄に書くことが何もありません。 「死ぬまで仕事してます」と記入しました。2002年のバイク事故までは、「趣味はバイク」でしたが。 寂しい話ですなあ(-_-;) 強いて趣味といえば、「町歩き」でしょうか。 乗り物から車窓の町並みや家の造り、もちろん風景も、眺めていれば飽きません。 何時間列車に乗っていても飽きないのです。 ・・・かといって、自分でぶらりと旅に出ようという気にもなりません。 「出張のときだけ町歩き」では、とても趣味とは言えませんねえ・・・・・ |
|
三重県は、近畿地方?中部地方? まったくこのサイトの趣旨とは違う内容で恐縮です。この疑問を、かねてより抱いていました。 子供の頃、教科書には「三重県は近畿地方」と習いました。 ところが、静岡で見るローカルニュースでは「中部地方」に含まれているのです。 今回の出張で、担当の三重県身障者総合福祉センター(県の外郭団体)のかたに質問してみました。 答えは「近畿地方でもあり、中部地方でもあります。歴史的には近畿地方と結びつきが深く、 現在も伊賀地方は大阪のベッドタウン化している。津や四日市方面は名古屋との結びつきが深い」 なるほど、納得しました。 驚いたことに、まったく偶然に、10月6日放送の「NHK週間こどもニュース」で、この疑問が採り上げられていました。 (こどもの疑問としてです。私の頭の中はこども並ということですね) そして回答は、上記とまったく同じでした。 三重県知事は、近畿地方と中部地方、双方の知事会に加わっているとか。「へ〜え」です。 もひとつ同じような話題。 新潟県は、子供の頃「中部地方」と教わりました。今では「東北地方」に含んでいるのでしょうか。 「北陸地方」は「中部地方」? ま、道州制にでもならない限り、たいした影響はないのかもしれません。 国の出先機関の管轄範囲、それに倣って企業の支店配置くらいが問題になるのかしらん。 |
|
|
10月2日(火) JR名古屋駅にて 快速「みえ」 二両編成です。 往路は、津駅までJRを利用。
競合する近鉄電車の方が便利で快適で、 通常なら安いのですが、 浜松から乗車券を購入できるので。 鉄道マニアとは言えないまでも、 一般に男は“鉄道好き”“乗り物好き”なようです。 大きくなったら何になりたい? 「お花屋さん」「ケーキ屋さん」 「電車の運転手さん」 最近は、こんな調査をすると、性差がなくなってきているようです(^o^)
|
津駅 三重県の県庁所在地。 看板だけ見ると 「何かの間違いじゃない?」と言いたくなるような、 日本一・世界一短い駅名です。
|
|
三重県立美術館 津で途中下車したのはここに立ち寄り、 「日本彫刻の近代」展を展観するためでした。 宮城県立美術館と東京国立近代美術館と、 ここ三重、全国で3箇所だけの巡回展です。 「覧たいな〜」と思っていたら、 ちょうどこの出張とタイミングがぴったり! 役得、と申しましょうか、とても嬉しゅうございました!(^^)! 明治初期、「彫刻」という言葉もなかった頃の、 高村光雲等の、工芸品としてしか扱われなかった時代、 その父を「たいした作品はない、職人的であった」と評した 高村光太郎。 ・・・・・などなど、実に興味深い、 「明治初期から1960年代頃までの日本彫刻の展開と 彫刻芸術の魅力を、選りすぐりの作品約90点を通じて紹介します」 (PR文から) 興味のある方は是非是非ご覧ください。 私が展観していた2時間ほどのあいだ、 他に入場者は5名ほど。 館員と警備員と案内ボランティアさんの方が多い、という寂しさでした。 じっくりゆっくり覧ることができて幸いでしたが。 これだけの作品群を、前から後ろから、 ほんとに手が届く距離で覧ることができる機会なんて、 もう一生ないでしょう。 私はもう一度行きたい! 宮城は既に終了し、三重は11月4日まで。 |
|
翌日の研修会場、伊賀駅へ向かう乗り継ぎ駅、 伊賀神戸(イガカンベ)駅でこの派手な電車に遭遇しびっくり。 ちょうど前日の10月1日に開業したばかり。 近鉄が支線を手放し、地元の自治体が公費をつぎ込んで 第三セクターとした・・・日本全国同じような状況ですね。 わが国の運輸政策はこの実態を奨励しているということか。 乗っているのはキャピキャピうるさい女子高校生ばかり。 これも全国どこでも同じ光景。 電車は好きだけど・・・車内の様子はうんざりです。 私が電車に乗る5回に1度は「携帯電話やめろ」と言っています。いつかどこかで刺し殺されるかもね。 |
|
10月3日(水) 伊賀市にて研修 市役所のすぐそばの駅は「上野市」なぜ? 市町村合併して「伊賀市」としたのに、駅名は残したとか。 そんな説明は案内看板のどこにも書いてないし・・・。 「地元民だけわかっていればいい」ということか。 駅の装飾もセンスの悪いこと(=_=) 城下町の町並みはとても風情があり好ましいのですが。
|
|
研修終了後、近鉄電車で伊勢市へ移動。 伊勢は、小学校の修学旅行以来です。 今思えば、「学校教育での宗教押しつけではないか」 と、反論したいところです。
|
|
10月4日(木) 伊勢市にて研修 起床して散歩に行ったのは、 当然、伊勢神宮ではなく、町並み見学。 勢田川沿いの「河崎の蔵まち」 水運で栄えた商人町です。 仕事のついでにこんな目の保養をさせてもらって、 ほんとにありがたいことです。 |
|
帰路は、近鉄・宇治山田駅より 昭和6年開業、 設計は久野 節(クノ ミサオ)。 2001年、国の有形登録文化財に指定。 伊勢神宮参拝の玄関口として、 よほど力を入れてつくられたのでしょう、 確かに昭和初期の名建築です。
一階コンコースは吹き抜け。 上の写真で見える縦長の窓の向こうがホームです。 タクシー乗り入れを規制して、 もう少し離れた場所で客待ちして欲しいものです。 「美観が台無し」と声を上げると、 「利用客の利便性を損ねる」と反論されるでしょうね。 ほんとはタクシー会社の利便性でしょう。 日本中で、駅の名建築が、 タクシーの列で美観を損ねています。 |
|