ホームページへ戻る

「ときどきコラム」トップに戻る

ときどきコラム

144

2007年10月8日

三重県での研修から戻りました

前回の記事「岩手・秋田での研修から戻りました」と同じ、芸のないタイトルです。

10月3,4日は三重県内二箇所で「福祉用具・住宅改修研修」の講師を務めました。

このサイトは旅行記専門ではないのに・・・申し訳ないですが、興味を持っていただければ幸いです。

先日、某出版社から原稿の執筆依頼をいただきました。

自分のプロフィールを書いて送ることになったのですが、趣味欄に書くことが何もありません。

「死ぬまで仕事してます」と記入しました。2002年のバイク事故までは、「趣味はバイク」でしたが。

寂しい話ですなあ(-_-;)

強いて趣味といえば、「町歩き」でしょうか。

乗り物から車窓の町並みや家の造り、もちろん風景も、眺めていれば飽きません。

何時間列車に乗っていても飽きないのです。

・・・かといって、自分でぶらりと旅に出ようという気にもなりません。

「出張のときだけ町歩き」では、とても趣味とは言えませんねえ・・・・・

三重県は、近畿地方?中部地方?

まったくこのサイトの趣旨とは違う内容で恐縮です。この疑問を、かねてより抱いていました。

子供の頃、教科書には「三重県は近畿地方」と習いました。

ところが、静岡で見るローカルニュースでは「中部地方」に含まれているのです。

今回の出張で、担当の三重県身障者総合福祉センター(県の外郭団体)のかたに質問してみました。

答えは「近畿地方でもあり、中部地方でもあります。歴史的には近畿地方と結びつきが深く、

現在も伊賀地方は大阪のベッドタウン化している。津や四日市方面は名古屋との結びつきが深い」

なるほど、納得しました。

驚いたことに、まったく偶然に、10月6日放送の「NHK週間こどもニュース」で、この疑問が採り上げられていました。

(こどもの疑問としてです。私の頭の中はこども並ということですね)

そして回答は、上記とまったく同じでした。

三重県知事は、近畿地方と中部地方、双方の知事会に加わっているとか。「へ〜え」です。

もひとつ同じような話題。

新潟県は、子供の頃「中部地方」と教わりました。今では「東北地方」に含んでいるのでしょうか。

「北陸地方」は「中部地方」?

ま、道州制にでもならない限り、たいした影響はないのかもしれません。

国の出先機関の管轄範囲、それに倣って企業の支店配置くらいが問題になるのかしらん。

 

 

10月2日(火)

JR名古屋駅にて

快速「みえ」

二両編成です。

往路は、津駅までJRを利用。

 

競合する近鉄電車の方が便利で快適で、

通常なら安いのですが、

浜松から乗車券を購入できるので。

鉄道マニアとは言えないまでも、

一般に男は“鉄道好き”“乗り物好き”なようです。

大きくなったら何になりたい?

「お花屋さん」「ケーキ屋さん」

「電車の運転手さん」

最近は、こんな調査をすると、性差がなくなってきているようです(^o^)

 

津駅

三重県の県庁所在地。

看板だけ見ると

「何かの間違いじゃない?」と言いたくなるような、

日本一・世界一短い駅名です。

 

三重県立美術館

津で途中下車したのはここに立ち寄り、

「日本彫刻の近代」展を展観するためでした。

宮城県立美術館と東京国立近代美術館と、

ここ三重、全国で3箇所だけの巡回展です。

「覧たいな〜」と思っていたら、

ちょうどこの出張とタイミングがぴったり!

役得、と申しましょうか、とても嬉しゅうございました!(^^)!

明治初期、「彫刻」という言葉もなかった頃の、

高村光雲等の、工芸品としてしか扱われなかった時代、

その父を「たいした作品はない、職人的であった」と評した

高村光太郎。

・・・・・などなど、実に興味深い、

明治初期から1960年代頃までの日本彫刻の展開と

彫刻芸術の魅力を、選りすぐりの作品約90点を通じて紹介します」

(PR文から)

興味のある方は是非是非ご覧ください。

私が展観していた2時間ほどのあいだ、

他に入場者は5名ほど。

館員と警備員と案内ボランティアさんの方が多い、という寂しさでした。

じっくりゆっくり覧ることができて幸いでしたが。

これだけの作品群を、前から後ろから、

ほんとに手が届く距離で覧ることができる機会なんて、

もう一生ないでしょう。

私はもう一度行きたい!

宮城は既に終了し、三重は11月4日まで。

東京は11月13日〜12月24日です。

伊賀鉄道

翌日の研修会場、伊賀駅へ向かう乗り継ぎ駅、

伊賀神戸(イガカンベ)駅でこの派手な電車に遭遇しびっくり。

ちょうど前日の10月1日に開業したばかり

近鉄が支線を手放し、地元の自治体が公費をつぎ込んで

第三セクターとした・・・日本全国同じような状況ですね。

わが国の運輸政策はこの実態を奨励しているということか。

乗っているのはキャピキャピうるさい女子高校生ばかり。

これも全国どこでも同じ光景。

電車は好きだけど・・・車内の様子はうんざりです。

私が電車に乗る5回に1度は「携帯電話やめろ」と言っています。いつかどこかで刺し殺されるかもね。

10月3日(水)

伊賀市にて研修

市役所のすぐそばの駅は「上野市」なぜ?

市町村合併して「伊賀市」としたのに、駅名は残したとか。

そんな説明は案内看板のどこにも書いてないし・・・。

「地元民だけわかっていればいい」ということか。

駅の装飾もセンスの悪いこと(=_=)

城下町の町並みはとても風情があり好ましいのですが。

 

 

研修終了後、近鉄電車で伊勢市へ移動。

伊勢は、小学校の修学旅行以来です。

今思えば、「学校教育での宗教押しつけではないか」

と、反論したいところです。

 

10月4日(木)

伊勢市にて研修

起床して散歩に行ったのは、

当然、伊勢神宮ではなく、町並み見学。

勢田川沿いの「河崎の蔵まち」

水運で栄えた商人町です。

仕事のついでにこんな目の保養をさせてもらって、

ほんとにありがたいことです。

帰路は、近鉄・宇治山田駅より

昭和6年開業、

設計は久野 節(クノ ミサオ)。

2001年、国の有形登録文化財に指定。

伊勢神宮参拝の玄関口として、

よほど力を入れてつくられたのでしょう、

確かに昭和初期の名建築です。

 

一階コンコースは吹き抜け。

上の写真で見える縦長の窓の向こうがホームです。

タクシー乗り入れを規制して、

もう少し離れた場所で客待ちして欲しいものです。

「美観が台無し」と声を上げると、

「利用客の利便性を損ねる」と反論されるでしょうね。

ほんとはタクシー会社の利便性でしょう。

日本中で、駅の名建築が、

タクシーの列で美観を損ねています。

 

 

このページのトップに戻