2007年11月17日
『国際アビリンピック』を観戦してきました きょう11月17日(土)、静岡市で開催中の「国際アビリンピック」を観てきました。 「介護保険の住宅改修の マニュアル」最終校正を16日に終え、ちょっとほっとして、 このような心の余裕ができました。 この催しは、「2007年ユニバーサル技能五輪国際大会」の名の下、 「技能五輪国際大会」と同時開催されているものです。 参加資格は、 「技能五輪国際大会」・・・22歳以下の者、 「国際アビリンピック」・・・15歳以上の障害のある者。 オリンピックとパラリンピックのような、対象者別の「競技会」です。 |
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会場は、静岡市の「ツインメッセ静岡」 東京・お台場、 「ビッグサイト」の小型版です。 ちょっと地味というか、地方都市らしいというか、この風情。 |
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私は1998年の「長野パラリンピック」も観に行きましたが、同じような空気が流れていると感じました。ただ「勝つか負けるか」の純粋な競技会とは少し違ったもの・・・通底に流れる独特の雰囲気・・・ それは、単に甘ったるい友好だけの場ではなく、「ともに闘おうぜ!」という“連帯”を感じる、私には好ましい印象の空気です。 |
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競技種目のひとつ、「義肢」 課題は「義足ソケット」。下腿の切断面が接する部品です。 |
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きょう私がいちばん感激したのは、この「木彫」部門のスロバキアのかた。 左上肢を肩関節であたりで切断している様子。材料の板をクランプで固定しています。 木彫のような細かい作業に片手で取り組んでいることが、うれしい。 私の一級建築士試験受験時、製図のときを思い出しました。 特例で製図器の使用を許可してもらいました。しかし遅々として進まず、時間切れ30分前からはフリーハンドになって。とにかく、必死でした。 競技会の閉会式は明日11月18日。このかたは、入賞しているでしょうか。
残念!このかたは上位三名には入賞しませんでした。でもありがとう、お疲れ様でした。どうかお元気で。「2007年ユニバーサル技能五輪国際大会」に入賞者名簿掲載あり(2007.111.19) |