施工写真 |
写真左:トイレ・洗面脱衣室 写真右:洗面脱衣室から浴室
解体工事中。ひたすら、バリバリ壊しています |
|
|
トイレ・洗面脱衣室
壁面はほとんど土壁 |
浴室
腰壁のタイル下地が内側に出っ張っており、ユニットバスが納まる寸法まで斫り取りました |
|
|
廊下から洗面脱衣室、浴室
中央の柱は、もとのトイレとの間にあったもの。このあと補強した上で撤去します |
浴室
排水管、給水・湯管を配管し、ユニットバスの基礎部分にコンクリートを打設したところ |
|
|
ユニットバスの設置
「ユニットバスって、箱になって持ってくるんじゃないの?」思っている方がいます。
バラバラの部材を現場で組み立てます。大きなプラモデルのようでもありますが、建築工事とのかねあいや設備配管や電気配線など、関連作業との調整・調和が大切です。設置前には先行配管が、設置後にも多くの接続工事があります。ユニットバスができないと脱衣室がつくれません。 |
|
|
|
柱の撤去、補強
旧トイレと洗面脱衣室間の柱を撤去し梁で補強。
天井懐(小屋裏)に入って確認したところ、梁の荷重がほとんどかかっていないことを確認。
この梁は新しく設ける三枚引き戸の鴨居下地を兼ねます。 |
脱衣室・トイレの造作
壁は耐力補強を兼ねて構造用合板を張り、仕上げ下地とします。
ようやく部屋らしくなってきました。 |
|
|
脱衣室・トイレの内装仕上げ
ビニルクロス他で仕上げ、器具付けを待つ状態になりました。間口9尺×奥行き6尺の空間。
日曜日だというのに、トイレや風呂が使えない施主の不便が一日でも短くなるようにと、職人さんたちが夕方までがんばってくれました。感謝! |
|
|
器具付け
設備機器の取付けを業界用語で「器具付け(キグヅケ)と呼びます。建具は二日後にできてくるので、“アッパーパー”状態ですが、何とか便器と洗濯機、洗面台は使えます。
便器移乗用手すりは、ご本人がいる日に実際にアプローチして決定します。通常は前もって決定しておきますが、今回は、私も病院スタッフもご本人が新しい配置で使えるかどうか心配なために、慎重に検討します。
洗面台は通常あり得ない玄関に。他の場所を勧めてもご家族がどうしてもここがいいと譲らずこうなりました。車いすで使えるように高さを既成サイズから下げ、キャビネットの扉を外しています。 |
|
|
脱衣室・トイレの三枚引き戸建て込み、手すりの取付け
間口7.5尺の開口部に引き戸を三枚。片方に引けば右の写真のように大きく開きます。
手すりと紙巻器は、本人に実際に試用してもらい位置を決定。退院以来一年間ポータブルトイレを使っていたが、ようやくトイレが使えるようになりました。横手すりと前方のスイング式手すりで、ひとりで車いすからの移乗ができ、本人も家族にも喜んでもらいました。縦手すりは、立位でズボンの上げ下ろしの介助を受ける際につかまります。
ウオシュレットと便器の色が違うは、便器が破損していて新品と替えたがウオシュレットは既存品を使用、同じ色の便器は廃番となったため。 |
|
|
ユニットバス
内法1200*1600サイズ。引き戸、敷居段差ゼロ。正面の鏡の下部には、家庭用では必ず配管スペースと洗面器置き台などがあるが、シャワーキャリーが大きく洗い場で身動きができないためメーカーに交渉し特注で外した。水栓もシャワーとお湯張り兼用に交換。いたってシンプルな浴室になりました。
この日、完成後初めて訪問看護ステーションからのPTの指導で入浴。「ひとりで入れるようになるかもしれない」とのうれしいコメントをもらいました。 |
|
|